光のカウンセラー

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7つの思考が人を間違った方向へ向かわせる。

7つの思考が人を間違った方向へ向かわせる。

イラショナルビリーフを知ろう。

 

皆さん、こんにちは、光のカウンセラーのホロです

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心理療法の中に、論理療法というものがあります。これは1950年代にアルバート・、エリスによって提唱された心理療法で、現在の認知療法、認知行動療法のベースになっています。

 

人の感情の原因は、出来事から生じているのではなくて、その出来事で受けた、認知、思考から生じているというのがこの考え方のベースです。

 

ファスト思考の弊害

 

最近流行った本でファクトフルネスというのがありますが、そのなかのファスト思考(経験則で物事を一瞬で判断してしまう思考)これはまさに、ある出来事が起きた時に、すぐさま感情が出てきて行動に移ってしまうというものすごく短略的な結果と同じ現象です。

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

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一瞬で物事を判断するのは大事ですが、ときには、そのために誤った感情や行動へ写ってしまう恐れがあります。

 

人間は感情が生まれる一つ前に、思考というのがちゃんと挟まっています

 

ですが、多くの人は何かしらの出来事が合ったときに、このファスト思考のせいで、すぐさま感情に至ってしまうのです。そして、一度出た感情は変えることは出来ません。

 

出てしまった人の感情はなかなか変えられないですが、

思考なら変わることができるというのがこの論理療法のポイントです。

 

思考は考え方なので、この考え方というのは今まで生きてきた中の経験上、形作られていくものです。その時に、考え方にちょっとしたバグが生じます

このバグに注意していくことが今回のポイントです。

 

思考に入り込むバグ

 

人には、思考の際に無意識に発生しているイラショナルビリーフというものがあります。これがバグの正体です。

このイラショナルビリーフというものは、人間がついついやってしまう七つの思い込みのことを言います。

 

七つの思い込みとは

 

一 マイナス思考

二 拡大過小評価

三 感情的決めつけ

四 すべきという思考

五 一般化しすぎる

六 結論の飛躍

七 強力なレッテル貼りです。

 

人が間違った行動や感情に至るのは、この思考の段階でイラショナルビリーフが発生しているというのが論理療法の考え方です。

 

皆さんの中にも思い当たる節はありませんか?

こういったものを心理カウンセラーと一緒に学び訓練していくことが、カウンセリングです。

 

イラショナルビリーフを回避するには?

 

これを回避するには、ABC理論を理解しておくと便利です。

 

ABC理論とは

 

A:感情が生じるきっかけになった出来事(経験)

B:思考(イラショナルビリーフ)

C:結果として生じる感情や行動

 

この一連の流れのことを言います。

 

まず、自分のイラショナルビリーフを見つけるためにCの感情に注目します。なるべく、どんな感情が出たかを明確に書き留めていきます。

 

次に、その感情が生まれたきっかけになった出来事Aを詳しく書いてみてください。

 

そこで、Cという感情が出たのはどんな思考:Bをしたかを考えるのです。

 

そこまで出たら、先程の7つのイラショナルビリーフをみて、その思考がどれかに当てはまっていないかを確認します。

 

7つのうち、どれかに当てはまっていたら、その考え方をどういう思考に変えれば、感情が変わってくるかを書いてみるのです。

 

これを繰り返していると、イラショナルビリーフが少なくなり、ラショナルビリーフ(柔軟で論理的な思考)に変わっていくことができるようになります。

 

いかがでしたか?

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ものは考えようとはよく言ったもので、人の感情は思考で生まれるということを意識しているだけでも、出てくる感情をコントロールすることが出来ます。

コツは、感情を変えるではなく、思考を変えるです。

もし、難しいなと感じたら、カウンセリングへお越しください。

 

それでは今日はこのへんで

 

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