光のカウンセラー

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過去は捏造される

注!この記事は大きなネタバレはありませんが、パッチ5.2のストーリーから思いついて書きました。なので、ピュアな気持ちで物語を楽しみたい方は離脱を!

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人間は過去を捏造します。それはたとえ、自分の過去や記憶でも同じです。

 

皆さんこんにちは(*ˊᵕˋ*)

光のカウンセラーのホロです。

 

のっけから過激でしたか?

 例えば、過去の歴史は勝者が書き換える。と言ったことは良くあることですし、理解はしやすいと思いますが、こと自分自身の過去や記憶を捏造するなんて事は本当にあるのでしょうか?

 

 アドラー心理学で有名なアルフレッド・アドラーによると

 人は今の自分を正当化するために、過去を捏造し、刺激的な物語を創作するとの事です。

 

 そんな馬鹿な!と思うかもしれませんが、これは脳科学的にも説明が付きます。

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 記憶のメカニズムは、まず海馬と呼ばれる部位に短期記憶として一時保存されます。この一時保存されたものが重要なものだと脳が判断(本人の意志ではなく)したら、大脳皮質に長期保存として記憶されるようになっているわけです。

 

記憶の捏造は、この海馬にある一時記憶と短期記憶のときに行われます。

 

 この一時記憶は15秒から20秒で、短期記憶は20分で上書きされると言われています。

 ちなみに、一時記憶は算数の計算をしている時など、数字を一時的に覚えなければいけませんよね?私達光の戦士でいえば、ゲームにログインするときの2段階認証での6桁の数字です。昨日のログインの数字、覚えていますか?忘れていますよね、昨日どころかゲームが始まって20秒で忘れているはずです(笑)

 

 もう一つの短期記憶でわかりやすい例は、注文した料理です。注文して料理が運ばれてくるまでの時間、何を注文したか忘れているほいとは少ないですよね(ちなみに、私はよく忘れますw)

 

 長期記憶は「脳」が大切だと認識したものです。この大切だと認識する条件は

  • 繰り返し思い出す、もしくは使う
  • 大きく感情が動く

 この2つです。

 

 繰り返し思い出すは、わかりますよね。パスワードなんかがそれに当たります。2段階認証前の自分で決めたパスワードを覚えていなくて、毎回メモ帳見る人は少ないと思います。

 

そして、もう一つの「大きく感情が動く」は文字通り、なにか強烈な出来事に遭遇して、感情が大きく動かされたときに、長期記憶として残りやすくなる・・・・のですが、これにはちょっとした落とし穴があります。

 

 例えば、自動車を運転しているときに、事故を起こしたとします。当然感情が大きく動くような強烈な出来事ですから、「事故を起こした」という記憶は長期記憶に定着されます。

 ですが、「信号は赤だった?」「右折のウィンカーは出してた?」という詳細情報になると、ちょっと事情が変わります。こういう、細かいところの記憶は曖昧なのです。ですから、たとえ信号が赤だったとしても、「私が信号を見落とすはずがない」と思考すれば、いとも簡単に「信号は青だった」と上書きされます。

 当然相手方の運転手も「私が信号無視するわけがない」と思えば、その人の記憶も「私の信号は青だった」になるわけです。事故の証言が食い違うのは、こういった一時記憶や短期記憶の上書きから起こります。(もちろん故意に嘘を付く人もいますが)

 

 このように、短期記憶はいとも簡単に上書きされ、本人の都合の良いように、物語が形成され、捏造された記憶として残ります。

 さらに、その上書きされた記憶を他の誰かに話すときも、話を聞いた人の思考が、話の内容を一部上書きするのです。伝言ゲームで最初と最後の人の答えが合わなくなるのはこのためです。

 こういった、曖昧な記憶に、新しい情報が上書きされることを過誤記憶といいます。

 

いかがでしたか?

私達光の戦士は、旅先でいろいろな人を助け、その話が多くの人に伝わり、光の戦士として認識されています。

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 その過程で、どれだけ人々の記憶がなにか都合の良いように上書きされ、過誤記憶になっているかは、想像すらできません。もしかしたら、その過誤記憶を利用して、良からぬことを考えている奴もいるかも知れませんよ。

 

それでは今日はこのへんで

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