光のカウンセラー

自己成長と目的達成のコツをこつこつ更新しています。

条例でゲームを制限するのはありか?

先日、センセーショナルなNEWSが飛び込んできましたね。

 

○○しない、は脳科学的にも効果は薄い 甘いものは食べない タバコは吸わない ギャンブルはやらない 大人だって辞められないでしょ? 県条例素案にゲーム利用時間制限|NHK 香川県のニュース https://t.co/iyLfA1ZKND

 

これに関しては賛否両論(今のところ賛成意見は見かけませんが)あるかと思います。ですから今回は光のカウンセラーとしての考えをまとめようかと思います。

今回のまとめは次の3点にポイントを絞って書きました。

  • ゲーム時間の制限は依存性の予防になるか?
  • 条例のゲーム時間は効果的な時間か?
  • そもそも条例にする意味はあるのか?

そして、終わりの方に、そもそも私たちの愛する14ちゃんと社会が危惧するスマホゲーの違いを書いていきます。

そもそも依存性って何?



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依存性と呼ばれるものには2つあります。

  • 物質的な依存
  • プロセス(行為)依存

物質的な依存で代表的なものは、アルコールや薬物です。今回話題になっているゲームは2つ目のプロセス依存です。他にはギャンブルや買物行為などがそれに当たります。

どんな状態が依存なの?

では、どんな状態が、依存性と言われるのでしょうか?細かい決まりはありますが、簡単にまとめると次の状態が依存性と判断されます。

  • 何度も繰り返す
  • より強い刺激を求める
  • 辞めようとしても辞められない

それによって本人、もしくは周りの誰かが困る状態が依存性です。たとえ、誰にも迷惑をかけていなくても、本人の健康や社会活動に支障が出たら、それは依存性が原因といえます。



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ゲーム時間の制限は依存性に効果があるか?

そこで、冒頭に書いた1つ目のポイントの、ゲームの時間制限は依存の予防には効果はあるのか?ですが、答えから言うとあります!

 

そもそも依存性になるには、繰り返しその行為をして、ドーパミンと言われる脳の報酬系を壊すことになります。

ゲームでいえば、難しいコンテンツをクリアして脳がドーパミンというご褒美を貰う!それに味をしめて、また同じ報酬を求めます

ですが、今度は同じ事をしてもドーパミンが出ません。脳がその刺激に慣れてしまったからです。

だけど、麻薬と同じようにそれを求めずにはいられないので、何度も繰り返す。

だから、一旦ゲームやめて脳をクールダウンさせないと、歯止めが効かなくなってしまいます。

だから、ゲーム時間を制限してドーパミンサイクルを正常にするということは、効果があると言えます。

 

ただし!既に依存性になっている人にこれは通用しません。

依存性を治すには、ゲーム時間の制限では無くて、ゲームそのものを禁止しないといけないのです。これは、薬物依存の患者を治すのと一緒です。治療の途中で禁断症状で苦しみますが、可哀想だからと、少しだけ薬物を与えてしまったら、また元に戻ってしまいます。それと、同じ事です。

ちょっと話が逸れました。

ゲームは1日1時間!は効果的な数字なのか?


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残念なお知らせです。

香川県議会のゲーム時間根拠を疑問視する意見も多々見られましたが

依存性予防の観点で見ると、ゲームは1日1時間と言うのは、あながち間違いではありません。むしろ、統計的には、わりと正しい数字と言えます。

 

国立病院機構久里浜医療センターがまとめた

「ネット・ゲーム使用と生活習慣についてのアンケート結果」を見ると

依存性対策全国センターより

ゲームに費やす時間が、4時間当たりをこえてくると、1時間未満の人よりも依存性の症状が圧倒的に多くなる傾向があります。

これは考えてみれば当たり前のことで、長時間ドーパミンを分泌させて報酬系回路を酷使すれば、脳がぶっ壊れるのは当たり前です。

なんか、違和感を感じませんか?

さて、ここまで読んだヒカセンのみなさま、なんかモヤモヤしませんか?

 

その正体を知る前に、冒頭に書いた3番目

そもそも条例にする意味はあるのか?についてですが、ここまで読むと

 

依存性の危険があるのだから、酒やタバコ、ギャンブルと同じように、年齢制限をもうけて子供をその危機から守らなくてはいけない。だから規制しよう!

 

と、言いたくなるのは分かります。

だだし!ちょっと待って!!

 

「ゲーム」とざっくりまとめるのは乱暴ですし、思考停止しているとしか思えない!

 

香川県議会の条例が出た経緯を見ると、どうも子供がスマホでやるゲームや携帯できるゲーム機が問題として見られているようです。

 

ですが、条例でゲーム機や、それこそゲームの種類まで細かく分類して、アレは良いけどコレはダメ!なんて、おじいちゃん達には判断できませんよね?

お役所仕事の限界でしょう

だから、条例にするなら、ゲーム!とまとめるしか無いんです。いや、マジ勘弁


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だから、条例にする意味はそこそこあるように見えるけど、条例にできるほどざっくりした分類は出来ない!と私は言い切ります!

後は香川県民がどう判断するかです。

 

モヤモヤの正体は?

さて、最後になりますが、先程書いたモヤモヤの正体です。

ネットゲームと言えば、一昔前までは引きこもりの象徴とまでなり、マスコミによって、さもネトゲをしている人間は総じてニートかその予備軍のように報じられてきました。

しかし、コレを読んでいる多くのヒカセンは、そうではない事を知っているはずです。

だからモヤモヤする。

そして、もっと大胆に言うと、そのモヤモヤの原因は

ファイナルファンタジー14はゲームではないから!と断言します!

そして、もうひとつ

香川県議会が危惧するゲームもゲームではありません!

なんのこっちや?

て聞こえてきそう(笑)

 

この2つのゲームでは無い!の意味は正反対です。

FF14は先程書いた、報酬系回路が上手に働くように設計されています。

つまり、今まで出来なかった事が出来るようになる!といった成長を伴ったドーパミンサイクルが回ります。

これは、ゲームと言うよりは企業の人材育成とかスキルアッププログラムによく似ています。

 

かたや、多くの大人が危険視しているのは、ガチャシステムがあるスマホゲーです。これはゲームという仮面を被ったギャンブルです。

このゲームも脳の報酬系を巧みに利用していますが、そこにユーザーの成長は織り込まれません。

遊び方や戦略性を考えれば、ユーザーの成長もみこめますが、ほとんどは、スロットやパチンコと同じです。

当たりそうな演出をする事で、ハズレでも当たっても、ドーパミンを分泌させて、報酬系を刺激する

出来なかった事ができるようになる

といった成長が無くても、ドーパミンサイクルが回るように設計されている。それがいま、世間を騒がせているゲームと呼ばれているものの正体です

 

多くのヒカセン達は、この違いを肌で感じているので

ゲームが依存性に〜とか

時間を制限して〜

といった考え方に違和感をかんじてモヤモヤするわけです。

 

いかがでしたか?

このテーマはいろいろな意見があると思いますので、異論はドンドンみとめます!

それでは、今日はこの辺で

 

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