光のカウンセラー

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正義は常に我にあり!は傲慢か?

みなさんこんにちは

光のカウンセラーのホロです

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今回の記事は

  • 相手のミスや間違いが気になってしまう
  • 自分が正しいと思っているのに、周りから違うと言われる

そんな気持ちになったことがある人に読んでもらいたいと思っています。

 

最近こんな悩みにお答えしたので、今日はそれについて少し詳しくお話します。

 

課題の分離

この相談者の方は、自分の友人が見逃せてしまう他人の間違いを見逃すことが出来ない、そのせいでトラブルになってしまう。ということで相談をしていました。

ただし、本人も言っていますが、全て自分が正しいと思っているわけではない、とのこと自分の思う正義が正しいのか?迷いが出てきてしまっているようですね。

 

最初に結論から言います

あなたは間違っていません

 

アドラー心理学では「課題の分離」というものがあります。この「課題の分離」とは

自分の課題と他人の課題はまったく別物という考え方です。

今回の相談内容で言えば、間違いを見逃すことができなくて、相手に対してそれを指摘するのは相談者さん自身の課題であって、それを他人がどうこう出来るものではありません。

 

ですが、指摘を受けた相手も、相手の課題があるわけです。相談者さんの忠告を素直に受け入れるか、反発するかを決めるのはその人の課題であって、相談者さんの手の届かないところにあるわけです。

 

だからこう考えて欲しいと思います

 

自分の行為は正しい、でもそれを、相手も正しいと思ってくれるのは相手次第

 

従属と侵略

この課題の分離ができていないと、次のどちらかになってしまいます。

  • 相手を侵略する
  • 相手に従属する

自分の考えを相手に押し付け、従わせようとするのは「侵略行為」にあたります。

これは、自分が正しい、相手が間違っているといったこととは別の問題です。

たとえ、誰の目から見てもあなたが正しく、相手が間違っていたとしても、相手の気持ちを無視して、従わせるといった行為は「侵略」とよびます。

 

これは、親がこともに対してよくやる行為です。親は子供の為を思って、良かれと思いやっています。ですが、それは心の侵略行為です。

 

また、相手の間違いが気になり、常にそのことが頭の中から離れない、言わないと気がすまないといった思いが、頭の中を占めていたら

「従属状態」になっていると言えます。

 

相談者さんの状態はこれにあたります。

 

これは、相手にあなたを従わせる意思が全く無くても、あなたが相手の考えや行動を気にしているうちは、相手に「従属」しているということなのです。

 

「課題の分離」が出来ていない心は、この「従属」と「侵略」から逃れられません。

 

相談者さんが、「自分は正しいことをしていると思う」のに、「私の正義は間違っているのか?」といったモヤモヤした気持ちが生まれているのは、まさに自分の心に他人を踏み込ませているからなのです。

 

あなたの心は、あなただけのものなので、他人に踏み荒らされては、いけません。そして、他人はあなたの許しがなければ、心に踏み込むことは出来ません。

心の扉を開けて招いているのは、あなた自身だと自覚して下さい。

 

他人が間違いを犯した、気になりますよね?

でも、そのことで、あなたの心を他人に委ねてはいけません。それは相手の課題であってあなたの課題ではないのですから

 

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もう少し詳しく知りたければ、おすすめはアドラー心理学です

今回の内容をもっと詳しく知って、今後の自分のこころを平穏に保ちたい、と思ったらおすすめの本があります。わりと有名な本なので、ご存じの方も多いと思います。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 

こちらの本は、アドラー心理学をわかりやすく、対話形式で書かれているので、物語のように読みすすめることができます。なかなか本を読む時間がなくて、といった人には

オーディオブック版もありますので、こちらがおすすめです。通勤や通学の時間に気軽に聞くことができます。

 

それでは、今日はこのへんで

 

 

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