光のカウンセラー

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山形の女性医師殺害について思う

 みなさんこんにちは

光のカウンセラーのホロです。

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 先日あった、山形県の女性一殺害で、山形大学の4年生が逮捕されましたね。普段はテレビを見ないので、こういった情報は私の方にはあまり流れてこないのですが、この大学生が、精神鑑定を受けるというニュースが私のアラートに引っかかってきました。

 いつもそうですが、こういった殺害の動機が不明確なものや殺害方法が異常なものに関しては、精神鑑定というものが取り上げられますよね。

 これには皆さん賛否両論あると思います。やはり一番モヤモヤするのは精神鑑定で異常が認められたら罪には問われないということじゃないでしょうか。

 殺害された人の遺族や近しい人の心情を考えると、これはとてもよく分かります。精神異常者なら何をやってもいいのか、それなら、やったもん勝ちではないのか、やられた人は泣き寝入りするしかないのか、そういう感情が渦巻きますよね。

 

 少し問題発言になってしまうかもしれませんが、私はこの、精神鑑定についてはあまり賛成していません。

 現在の法律がそうなっているので変えようはないのですが、この法律が制定された時代を考えると、あまりにも現代の状況とミスマッチな大きすぎるのです。

 

 精神鑑定で精神に異常がありと診断された場合、完全に司法の手からは離れてしまいます。

 だからといってすぐに野放しというわけではないのですが一応強制入院という形にはなります。ですが、退院の時期などの判断は医者の判断に委ねられるので、相当にあくどい人間の場合であれば、簡単に騙せてしまいます。事実、精神鑑定で異常と認められた人がのに放たれた場合の再犯率というものは30%前後と非常に高い数値が出ていたというのを記憶しています。

 

 この法律が出来上がった時代というのは、社会がまだ大きな家族かみたいなもので、隣の家にお醤油借りに行くというような時代です。確かに法律をコロコロ変えてしまうというのは、司法制度の信用にもか、かわってきますので一概にすぐに帰ろうとは言いませんが、時代に即してないものについてはどんどんと検討していくということぐらいはやった方がいいのではないかなと思っています。

 

 少し話は飛びますが、この人を殺してしまうという心理状態は一体どんなもんなんでしょうね。

 実のところ、同じ殺人でも、連続殺人、大量殺人、通り魔的殺人では心理状態が少し違う傾向があります。今回はニュースを見る限りでは通り魔的な殺人にあたりますね。最近の統計は調べていませんが、この通り魔的殺人というのは以前私が調べた段階では20代から行ってもだいたい40代ぐらいまでの年代が圧倒的に多いです。しかも圧倒的に男性が多数を占めています。

 そしてそういう衝動の原因の根っこにあるのはほぼ母親の愛情を受けられなかったということです。以前ストロークの話を少ししたかもしれませんが、このストロークの中でも子供の頃の母親からのストロークは非常に大事な意味があります。

 ストロークは簡単に説明すると相手の存在を認めて、その存在を認めていますよということを表す、言動のことを言います。幼い頃に母親から、このストロークを受けていないと、その子は自分の存在自体をはっきりと認識することができないのです。また、ストロークをもらえなかった衝動として、なんでもいいからストロークが欲しいというような精神状態に陥り。暴言や暴力などといったマイナスのストロークも甘んじて受け入れるようになってしまいます。

 自分の存在を見ておいてほしい、相手に対して自分の存在をわかってほしい、こうした欲求がどんどん膨らんでいくにつれて、歪んだストロークを相手に対して行ってしまう可能性が高くなるのです。

 

 実際にその人に会って話を聞けるわけではないので、これ以上突っ込んだ話はできませんが、ストローク不足というものに陥らないよう、普段から注意していきたいなと感じました。

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 ストロークは簡単なものでいいんです。相手と目を合わせる。微笑む、会釈する。それだけで十分に相手や自分の存在を認め合うことになります。普段からそういったことを心がけてストローク不足にならないようにしていきたいですね。

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